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ゆったり気分でヒラメ&マゴチはいかがですか
原田 佐敏
 奥松島の名物SWゲームは多い。豪快、痛快なロックフィッシュ、藻際の高精度なピン撃ちシーバス。そして真夏の高価で高価値なブランドフィッシュ、「金華サバ」の数釣りとシーズン毎のオフショアゲームが少人数(シーネットだから…)で楽しめる。地元の皆様は信じられない?と思いますが遠征ルアーマンの一番人気は、ヒラメ&マゴチなのです。えっ、あんな魚が

 
そう、SWルアー雑誌をご覧になれば一目瞭然ですが「ヒラメ&マゴチ」特集はシーバスと同等、いや、むしろ人気はヒラメ&マゴチの方が上と言っても過言ではありません。

 
従って、奥松島に遠征するルアーマンの人気ランキングでは1位、ヒラメ&マゴチ。2位、ロックフィッシュ。ぐっと離れた3位がシーバスで、4位はサバとなります。多分、地元でアンケートを取れば結果は1位シーバス、2位ロックフィシュorサバ、最後がヒラメ&コチとなるでしょう。結果の違いはホームグランドの環境や地元での価値観の差と思います。

2003年魚種別記録になった55cm
 

2004年暫定一位の55cm
 東京湾シーバスは食べない。食べても美味しくない魚。サバはシイラの合間の暇つぶし。ロックフィシュは楽しいけれど難しい? でも、ヒラメ&コチは食べても美味しい&地元で希少価値。な、の、に、奥松島ならグラビングでもシャローのミノーイングで、かなりイージーに釣れ、場所と季節を間違えなければボーズもない。感覚が違うでしょ。

 
「フッシングバム」の前身「ワンデイドリームス」の初放送でも、こうしたルアーマン感覚を意識し「ヒラメ&マゴチ」が中心でした。もちろん反響も大きく、大成功だったのは言うまでもありません。

 
「人気を知らぬは地元ばかり」です。ちなみに原田の地元、平塚のシイラ乗り合いゲームもチビカツオの群れに遭遇すると、生粋の地元アングラーはサバ感覚でシラケますが、遠征の方は目の色を変えて狙いまくり。この違いと同じです。ちなみにシイラゲームの最中、浮き藻の影にマツダイが見えると地元アングラーはタックルをライトに変え、ミノーイングで燃えまくり(チェイス&ヒットは見た目も楽しく、突っ込みファィトも抜群に楽しい)ですが、遠征の方は「ヘンテコな古代魚?」無視状態。やはり価値観の違いは大きいと実感するシーンは多いものです。
 

ヒラメもルアーなら
簡単に釣れちゃいます
 
 さて、今回は人気のヒラメ&マゴチの狙い方です。地元の人には「え」って言われそうですが

 
なにより「奥松島エリア」はマゴチの魚影は確実に「日本一」。潮の動きにもよりますが(動きがあるほど活性が高い)、目の前を通過させれば確実にヒットするイージーゲームなのです。

「こんなに簡単に釣れる場所はここしかない
!」って言うのが原田の実感。静かな湾奥にアンカーを打ち、波間に身を任せ、ゆらゆら呑気なルアーゲーム。もう、リゾート&大名気分満喫です。

 
シーズンはその年の「天候や水温」で変化(直接、石幡船長に問い合わせて下さい)しますが、6月から浅瀬の砂地に接岸するようです。

 
釣り方はロックフィッシュやシーバスと違い超簡単。砂地のボトム周辺(船長の指示あり)をテロテロスローのただ巻きでバイト&ヒット待ち、ピョンピョンアピールの誘い釣りだけ。どちらもジグヘッド&グラブで探ればOKだ。

 
タックルはSWライトロッドで、ちなみに原田の場合は「サーフスター6〜7ftSL〜Lクラス」か「バラシ撲滅のベイマチック1パワー」を使っております。

 
ラインはナイロン6〜8lb、フロロカーボン5lbで、余程の大物に切られないかぎりリーダーなしの直結です。仮に大物がヒットしても飲み込まれなければボートの場合(障害物なし)はキャッチ可能(慌てたり強引にしなければ…)です。

 
まっ、原田の場合、通っている割に大物との遭遇はありませんが(もしかしたらヘタかも?)、40〜50cmのマゴチはいつも大漁です。原田、メインがロックフィッシュなので「食事タイム」やロックゲームの【ボーズ憂さ晴らし」が多く、精神安定剤的意味合いもありますが…コツン、ククン、ガツガツ、バイトの瞬間を味わい、クネクネ&グングンのファイトがくれば奇声を張り上げワォ〜と盛り上がって楽しんでおります。ちなみに仲間も大盛り上がりです。

サーフスター66SL

ジグヘッドリグでお手軽&簡単

ベイマチック各種
 ルアーは3.5g 5g  7gのジグヘッド(フックサイズも重要)&3~5インチグラブorワームと3m以内のシャローはシンキングミノー(シーバックCD70.90)を使います。

 
グラブカラーは「地元の定説」に習い、グリーン系フリッターを多用しますが、パール、クリアー、レッドを用意して、カラーローテーションで、その日の潮色にマッチしたヒットカラー(それほど神経質にならなくてもOK)を探して楽しんでおります。ミノーはシンキング(ボトムトレースなので…)のリアル系とリアクション系のパール、チャートルースがあれば大丈夫。

 
釣り方の基本は「ボトムタッチ」です。キャスト後のカンウトダウン(じっと待つ)でボトムに到達させて(ピュンと投げクリクリの表層&中層引きは確率は低くなります)、リーリングを開始しましょう。

 
ヒラメもマゴチも見た目と違い意外と「行動力&泳力」があり、追いも速く、喰いも素早いのですが、低活性時(水温低下、水質の悪いとき)はコツ、ククの小さなアタリだけのことがあります。ただ、これで諦めてはいけません。アタリの出た場所は必ず生息しているのですから、もう一度(3回くらいは…)同じトレースコースをスピードダウンさせて通過させましょう。

 
フッキングは「持ち込み確認後」手首をグン。もちろん体全体を使ったのけ反りフッキングでもいいのですが

 
ファイトはサイズの割りに強く粘っこいのが特徴です。でも、ボートゲームはボトムを切ってしまえば安心です。あとはネットインまでアンカーとロープだけ注意すれば悠々と楽しめます。大物はロッドベリーでタメ、リールのドラグを滑らせ、さらにゆっくり、相手が弱るまで待つ。浮くまで待つ気構えでファイトしましょう。

  基本的にはミノーイングもグラビングと同じで、フッキングはむしろミノーの方が確実でバレも少なく、大物確率も高いと良いことだらけ
でも、ボトム到達までの待ち時間は長く、忍耐が必要です。

 
以上のように「魚影の濃さ」が作り出したイージーゲームで、キャスティングも一切神経を使う必要もなく、リーリングもたとえビギナーの方でも最盛期ならヒット連発(関東エリアではボーズが多い)でしょう。

 
さあ、今後はさらに人気沸騰確実で、「昔はヒラメもマゴチも大漁だったのに」と、後悔の言葉を聞く前にシーネット石幡船長の船に予約しましょう。

  まさにフラットフィッシュの楽園。最後の楽園、奥松島を満喫ですよ。