北上してくるカタクチイワシの第一陣は、体力のあるデカイワシ。
この大群が何も引き連れずに来るはずがない。
この時期一般にヒラマサ・油乗り乗りの大サバなどが釣れることが知られている。
しかし、定置網にマグロ混じりのメジの大群が入ることは意外に知られていない。
デカイワシは仙台湾で産卵して、また北上して行ってしまう。
そして孵化したモジャコに小サバが付きナブラが湧き上がる。
もう気付いた人も居ると思うが、初夏の狙いはデカイワシの第一陣だ。
メジ・カツオ・シイラ・ヒラマサ・ブリなどの北上ラッシュが
デカイワシの一番列車に乗ってやってくる。
鳥山やナブラに目を奪われ小物でお茶を濁たり、
周りのルアー船と先陣争いをしがちだが、
水温の安定しない時期にやって来る第一陣は体力のある大型が多い。
これを見逃す手は無い。
鳥山の通過後にエンジンを止めて流すと以外に釣果に恵まれる。
他船に追われて鳥山が戻って来るってのも、また気分が良いものである。
その後、モジャコが湧く時期には、
ルアーサイズを落としてカンパチをライトタックルで楽しみ、
戻りの青物を待ち受けることとなる。
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